
0歳から保育園に入れるのってどうなんだろう…。
言葉も話せない0歳児を保育園に通わせるのは心配…。
そんな風に思っているママ・パパは多いのではないでしょうか。
去年の今頃息子の0歳児クラス内定通知を受け取った私も、同じような気持ちでした。
息子が生後9か月から保育園の0歳児クラスに通い始め、もうすぐ1年が経ちます。
保育園入園前は、言葉も通じない息子を保育園に預けることが不安で仕方なかった私。
ですが今は「0歳から保育園に預けてよかった!」と心の底から思っています。
今回は、息子を保育園の0歳児クラスに通わせた経験談を交えて、0歳児クラスの1日のスケジュールや0歳から保育園に預けて感じたメリット・デメリットを紹介します。
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【0歳からの保育園】保育内容は?

0歳から保育園に入った場合、どのようなスケジュールを過ごすかや、母乳&ミルク事情、連絡帳の内容について紹介します。
【0歳からの保育園】1日のスケジュール
入園前は「0歳から保育園に入った場合どんな1日を送るのだろう」と気になって仕方がありませんでした。
ここでは、息子が通う保育園の、0歳児クラスの1日のスケジュールを紹介します!
【~9:30】登園、検温、自由遊び
保育士さんに検温してもらった後は、室内で自由に遊びます。
息子は、絵本や積み木、電車のおもちゃで遊んでいることが多いです。
保育園生活に慣れてくると、お友達におもちゃを貸したりなどの関わりも見られるようになりました。
朝寝が必要な子は適宜朝寝をしています。
【9:30~10:00】お片づけ、朝の会、おやつ
自由遊びで使ったおもちゃを片付け、朝の会をします。
朝の会では、絵本を読み聞かせてもらったり、お返事の練習をしたりします。
その後、牛乳やヨーグルトなどの軽いおやつを取ります。
【10:00~11:30】戸外活動や制作活動(主活動)
晴れた日は戸外で体を動かして遊びます。
保育園の周りをお散歩することもあります。
雨の日は、制作活動をしたり、音楽に合わせて踊ったりなど、室内での活動を楽しみます。
【11:30~12:30】昼食
0歳児クラスはまだ1人では食べられない子が多いので、保育士さんが補助をしてくれます。
息子が通う保育園では、1歳の誕生日までは離乳食、1歳以降は幼児食というスタイル。
給食の献立表には使用食材がすべて書かれているので、家で食べたことのない食材が給食に出る場合は、前もって家で食べさせる決まりになっています。
【12:30~14:30】午睡(お昼寝)
お腹がいっぱいになったら、次はお昼寝。
息子は初めこそ上手く寝られませんでしたが、半年後には自ら布団に入って眠るようになりました。
【14:30~15:30】起床、検温、おやつ
お昼寝から起きたら、健康状態を確かめるため検温します。
息子が通う園では、お昼寝の起床時間は子どものリズムに合わせて臨機応変に対応してくれています。
その後はおやつタイム。
【15:30~】自由遊び、降園
お迎えまでは、室内で自由に遊びます。
夏場など日が長い時期は、再度戸外遊びをすることもあります。
【0歳からの保育園】母乳、ミルク事情
0歳から保育園に預ける場合、授乳期間中の子もたくさんいます。
生後9か月で保育園に入った息子も、3か月間は保育園でミルクを飲んでいました。
母乳とミルクについては、保育園によって方針が異なります。
「冷凍母乳OKなのか」「ミルクのみなのか」は入園前に確認しましょう。
また、ミルクや哺乳瓶のメーカーも保育園ごとに異なります。
見学時などに質問すると教えてくれるので、事前に確認しておくのがベターです。
入園前から、自宅でも保育園と同じメーカーのミルク・哺乳瓶を使用しておくと、安心して保育園生活をスタートできますよ。
【0歳からの保育園】連絡帳の内容
0歳から保育園に入った場合、言葉で意思疎通することが難しいので保育園の連絡帳が重要なコミュニケーションツールとなります。
息子が通う保育園では、毎日以下の内容を連絡帳に記入します。
- 前夜、当日朝の機嫌について
- 前夜、当日朝の排便回数と便の状態
- 前夜、当日朝の食事時間と内容
- 当日朝の体温
- 前夜の入眠時間と、当日朝の起床時間
- 保護者からのコメント(子どもの様子や、気になることなど)
さらに、保育士さんが1日の息子の様子を連絡帳に書いてくれます。
連絡帳を通して、保育士さんと排便や食事についての細かい情報も共有できるので、保護者としてはとても安心です。
0歳から保育園に預けて感じたメリット
息子を0歳から保育園に預けてもうすぐ1年。
私が感じている「0歳から保育園に預けたメリット」を紹介します。
“保育士さんと一緒に育てている安心感”がある
育休中は、育児で分からないことがあるとすぐにネットで検索をしていた私。
ただ、ネット上には膨大な数の情報があり、「どの情報が自分にとって正しいのか」という判断を下せず不安になることも多々ありました。
ですが、保育園に通い始めてからは、育児についてネット検索する回数がガクンと減りました。
それは、困り事や悩み事にぶち当たった時に、まず保育士さんに相談するようになったから。
息子を毎日見てくれている保育士さんの言葉は、ネットの検索結果とは比べ物にならない説得力があります。
また、息子ができるようになったことを一緒に喜んでくれる人がいることは、とても温かく心強いことだなぁと実感しています。
まさに、保育士さんという強力な伴走車と一緒に、子育てという名のマラソンを走っているような感覚。
「相談できるプロが身近にいる」ということが、心を軽くしてくれています。
0歳という早い段階から保育士さんと二人三脚の育児生活をスタートできたことは、私にとってとてもプラスになりました。
自立心の成長速度が速い
保育士さんと話をしていると、「こんなことも出来ていたのか!」と驚かされることが多いです。
例えば食事。
家だと、子どもは息子1人なので、どうしても世話を焼きがち。
食事の補助をするのが当たり前だったので、私は何の疑問も持たずに息子の口へスプーンを運んでいました。
が、ある日保育士さんから「○○くん(息子)は自分でスプーンを口に運ぶのが上手なんですよ~」と聞かされてびっくり!
家では教えたことすらなかったのですが、保育園で集団生活を送る中でたくさんの友達に刺激を受け、「自分でやりたい」気持ちがぐんぐんと育っていたのです。
0歳でも、集団生活の中で受ける影響は大きいのだなと実感。
息子の成長速度は私が思っている数十倍以上速いことに気づくと同時に、彼の成長の機会を邪魔してしまっていたことを反省しました。
息子と過ごす時間をより愛おしく感じるようになった
24時間息子とべったりだった育休中は、「早く時間が過ぎてくれないかなぁ」と思ったことが何度もあります。
息子と一緒にいることが当たり前になっていて、息子と過ごす時間に退屈さを感じるようになっていたんですよね。
しかし息子が保育園に通い始め、「息子と過ごす時間=限られた時間」と意識するようになってからは、育休中には想像できなかったほど息子と過ごす時間を愛おしく感じるようになりました。
保育園に入ったことで息子と過ごす時間自体は減りましたが、時間が限られているがゆえに、「一緒にいられる時間をいかに濃度の高いものにするか」という意識が芽生えました。
0歳から保育園に預けて感じたデメリット
次は、0歳から保育園に預けたことで感じたデメリットを紹介します。
病気をもらいやすい
赤ちゃんは生後半年頃まで母親からの免疫を持っているので、病気をしにくいと言われています。
しかし、生後6か月を過ぎると母親からの免疫は減少し、赤ちゃん自身の免疫が発達します。
赤ちゃん自身の免疫が発達し始めるのは1歳を過ぎた頃なので、6か月から1歳半頃は免疫力が一生で最も低下する時期なのです。
実際、息子は保育園に入園してから様々な病気をもらってきました。
0歳から保育園に預けることで、病気をもらいやすいのは事実です。
ただ、病気をもらうことで免疫がつくので「致し方ない!」と割り切るようにしています。
初めての“できた”に立ち会える機会が減る
子どもの月齢が低いほど、成長スピードは速いです。
特に0歳児は、今日できなかったことが翌日簡単にできた!なんてことが日常茶飯事。
0歳から保育園に預けると、どうしても初めての“できた”に立ち会える機会が減ります。
実際、息子の初お返事、初ハイハイ、初つかまり立ちなどはすべて@保育園でした。
ただ、初めての“できた”に立ち会えない分、息子の“できた”が増えた喜びを保育士さんと分かち合えます。
0歳からの保育園入園に後悔はない!
0歳から保育園に預けること対して、賛否両論様々な意見がありますが、私は0歳で息子を保育園に預けたことを、1mmも後悔していません!
もちろん、息子を0歳で保育園に預けるまでにはたくさんの不安や葛藤がありました。
ですが今、息子は毎日楽しそうに保育園に通っています。
同じ年のお友達やお気に入りの先生もでき、どんどん“息子独自のコミュニティ”を築いている姿は、とても頼もしく、誇りに思います。
この記事が、働くママ・パパにとって少しでも参考になったら、とてもうれしいです。