この記事は、
- 共働きの朝をできるかぎり快適にしたい
- 夫婦間の負担格差をなくしたい
- 朝が弱くても無理なく続けられるスケジュールが知りたい
そんなあなたに向けて書いています。
育休中は「毎日早起きして頑張るぞ!」と意気込んでいた私。
しかしもともと朝が弱いこともあり、起床時間はどんどん後ろにずれ込み…。
結果、今は当初計画した理想の朝スケジュールとはかけ離れた毎日を送っています。
ただ、朝が弱い私でも工夫を重ねる中で徐々にコツをつかみ、ストレスフリーな朝が過ごせるようになってきました。
本記事では、
- 共働きの朝を快適にする7つの施策
- 夫婦間の負担格差をなくすのに効果的だった3つの施策
- 共働き我が家のリアルな朝タイムスケジュール
- ストレスを軽減させる休日朝の過ごし方
を紹介します。
実際に我が家で試して効果を感じたものだけをまとめました。
- 私
勤務時間(9:00~17:00)
基本は保育園迎え担当
残業日(週に1~2回)は送り担当
通勤時間40分 - 夫
勤務時間(9:00~深夜になることも多い)
基本は保育園送り担当
私が残業の日(週に1~2回)は迎え担当
通勤時間40分 - 息子
1歳8ヶ月
オムツ着用、幼児食
- 都内在住(保育園までの距離徒歩8分。通勤経路内)
- 両実家遠方で頼れる祖父母や親戚はいない
共働きの朝を快適にする7つの施策
共働きの我が家では、朝を極力快適に過ごすためにさまざまな施策を試しました。
その中でも、特に効果を感じた7つの施策を紹介します。
朝ご飯メニューは固定
子持ち共働きの朝における1番のハードルは朝ご飯です。
朝ご飯を悠長に作っている暇はないけど、子どもに朝ご飯を食べさせないわけにもいかない…。
そこで、我が家では朝ご飯のメニューを固定しました。
- 私と夫→パンと野菜ジュース
- 息子→パンと自家製冷凍食品
息子の自家製冷凍食品は、週に1度1週間分のメニューを作り置きします。
作り置きと言っても、便利調理家電のホットクックに材料を入れるだけなので楽チン。
\ホットクックで生活が変わった!/
☞ホットクックはまずい?毎日使って感じたこと
ちなみに、自家製冷凍食品は1週間同じメニュー。
メニューのバリエーションは、
- シチュー
- 蒸し野菜
- ミートソース
- カレー
あたりがほとんどです。
最初は「同じメニューはかわいそうかな…」と心配しましたが、毎日喜んで食べているので問題なさそうです。
昼間、保育園の給食でバランスの良い食事を取らせてもらっているのだから、朝は極力手抜きでよし!としています。
と、偉そうに言っていますが…。
ここだけの話、保育園の連絡帳に朝食メニューを書く欄ではたまに見栄を張ります。
曜日 | 実際のメニュー | 連絡帳に記載したメニュー |
月曜 | ミートソース | ミートソース |
火曜 | ミートソース | 豚肉のトマト煮込み |
水曜 | ミートソース | ミートソース |
木曜 | ミートソース | 玉ねぎと人参と肉の煮物 |
金曜 | ミートソース | ミートソース |
朝に火や調理器具を使わないだけで、随分楽になりました。
夫婦交互に朝食を取り、子どもの孤食を防ぐ
子どもって、大人と比べて食べるのが遅いですよね。
1人で食べる孤食は、食育上よくないと言われます。
が、共働きの朝は1分1秒を争う戦争のような時間。
極力『何もしない(できない)時間』は排除したい…。
そこで、我が家は夫婦交互に朝食を食べるようにしました。
子どもの孤食を避けられるし、一方が子どもと食事をしている間にもう一方が自分の身支度を済ませることができて効率的です。
朝起きてすぐに子どもの体温を計る
共働きの朝で1番揉め事が起こりやすいのが、子どもの体調不良時。
我が家は両実家超遠方で近くに頼れる親類もいないので、子どもが発熱した時は「どちらが休むか問題」で何度も揉めました。
家を出るギリギリのタイミングで発熱が発覚すると、焦りもあるので余計にイライラしがち。
そこで、子どもの体温は朝起きてすぐに計るように心がけています。
朝イチで発熱が分かれば、病児保育という選択肢も視野に入れることができます。
実際、我が家は何度も病児保育に助けてもらっています。
▼病児保育を利用して感じたこと▼
☞病児保育はかわいそう?私が利用を決めた理由と利用してみての思い
NHKのEテレにおもいっきり頼る
育休中は「子どもには極力テレビを見せないぞ!」と息巻いていた私。
が、今は毎朝NHKのEテレに全力で頼っています。
私と夫が自分の身支度をしている間は、基本Eテレにお任せです。
もちろんテレビの見せすぎは子どもの発達上よくないかもしれません。
ただ、朝の30分テレビを見せたところで、時間としては1日の1/48です。
またEテレは子ども用に作られたコンテンツなので暴力的な描写も一切なく、安心して見せられます。
息子はEテレの影響で歌が大好きになりました。
ただ、Eテレだと番組によって子どもの食いつきにムラがあるのも事実。
朝ワンオペでどうしても時間が必要な時は、【こどもちゃれんじ】のDVDに頼っています。
鬼門の歯磨き対策!効果的な絵本・おもちゃ4種
共働きの朝の1番の鬼門と言ってもいいのが、子どもの歯磨きです。
我が家の1歳8ヶ月の息子は、毎回全力で歯磨きを拒否します。
歯磨きでこじらせると、その後の機嫌も悪くなり着替えや出発にも悪影響を及ぼす恐れがあるので、極力スムーズに終えたい…。
我が家では、歯磨き時のご機嫌取りグッズとして、絵本とおもちゃを駆使しています。
我が家の歯磨き3種の神器はこちら。
- ノンタン「はみがきはーみー」
- こどもちゃれんじ「はみがきだいすきえほん」
- こどもちゃれんじ「はみがきミラー」
- しまじろうのパペット
みんなお馴染みノンタンシリーズです。
ノンタンが歯磨きをする様子がリズミカルに描かれています。
この絵本を読んだあとに「歯磨きするよ~」と声をかけると、スムーズに口を開いてくれる確率が高いです。
絵本自体文章が少ないので、2分程で読めるところもありがたいポイント。
しまじろうが「あー」「いー」の口をする様子や、ママの膝に「ごろん」する様子が描かれています。
この絵本を読むと高確率で素直に「ごろん」してくれます。
これもこどもちゃれんじぷちの準備号についてきたはみがきミラー。
寝ころんだ際に自分で持って、歯磨きする様子をチェックすることができます。
上手くゴロンできた時には効果を発揮するおもちゃです。
これも、こどもちゃれんじぷちの準備号でもらったもの。
息子はしまじろうに大はまりしていて、しまじろうの言うことなら比較的何でも聞く傾向にあります。
どうしても歯磨きさせてくれない時は、しまじろうから
- 「歯磨きしようよ~」とお誘いする
- 「僕も歯磨きするよ~」と言って歯磨きのマネをする
などして、息子の関心をひきつけて歯磨きに持ち込んでいます。
実は私、「こどもちゃれんじには入らないぞ!」と息巻いていたタイプ。
ですが。
1歳のクリスマスプレゼント用だけに(すぐに辞める想定で)入会したら、まんまと魅力に取りつかれました…。
生活習慣系のおもちゃはこどもちゃれんじが一番効果的だなと実感しています。
ギリギリのタイミングまでパジャマ着用
我が家では、朝は親子ともに出発ギリギリのタイミングまでパジャマを着用しています。
というのも、
- 子ども→よだれや飲み物で洋服を汚す可能性大
- 大人→子どものよだれで服が汚れる可能性大
だから。
慌ただしい共働きの朝。
着替えさせるだけでも一苦労なのに、複数回着替えさせることになったら洗濯物も増えて地獄です。
家事はある程度諦める
育休復帰前は、「家事は朝に極力済ませよう!」と意気込んでいました。
が、実際は家事らしい家事はほとんどしていません。
朝にやる家事と言えば、
- ゴミ収集日にゴミを捨てる
- できる時に夕飯の準備をする
- できる時に乾燥機付き洗濯機を回す
くらい。
朝だけではなく、夜も必要最低限の家事しかしなくなりました。
いくら掃除機をかけてもすぐに汚れるので、掃除機は週末限定に。
また大きな声では言えないけれど、トイレ掃除は2~3週間に1回…。
たとえば、
- トイレにはブルーレットおくだけを置いて汚れが付きにくくする
- 洗面台は時々カビキラーを吹きかけてカビを防止する
など、時間をかけずにできることを少しするだけでも、だいぶ快適に過ごせます。
また、汚れが気になったタイミングで家事代行に頼るのも一つの手です。
実際、我が家は数ヶ月に一度家事代行のタスカジに水回りの掃除をお願いしています。
▼タスカジを利用した体験談▼
☞タスカジ口コミ!体験談を交えて紹介
夫婦の負担を公平に!効果があった3つの施策
共働きの我が家。
育休復帰前に私が掲げた最大の目標は「夫婦の負担を公平にすること」です。
もともと夫は家事育児ともに率先してやるタイプ。
ですが育休中の平日はほぼ100%の家事育児を私がこなしていました。
「復帰後も育休中と同じように私が家事育児のメイン担当をしたら、夫に見えない家事育児が増えて取り返しがつかなくなるかも…」
と感じた私は、育休復帰を機に、夫婦の家事育児負担を公平にすべく色んな策を試しました。
ここでは、その中でも特に効果的だった3つの施策を紹介します。
お迎えに行かない人が朝子どもの世話を担当
我が家では、保育園の送り担当と迎え担当を日ごとに分担しています。
基本的には私が迎え担当。
ただし私が週1~2回残業で遅くなる時には夫が迎え担当という感じ。
一見、送り担当と迎え担当は公平に見えます。
が、”自由になる時間”という観点で見てみると圧倒的な差があります。
夜は残業で自由時間ではないというのは事実。
ただ、実際私は夜ワンオペで家事育児をこなすよりも、1人で集中して残業した方が疲労感は少ないと感じています。
それを踏まえて夫婦で話し合った結果、
- お迎えに行かない人が朝子どもの世話全般を担当(朝食準備、歯磨きや着替えなど)
- お迎え担当者はぎりぎりの時間まで寝ていてOK(もしくは朝早く家を出て自由時間を確保してOK)
という決めごとをつくりました。
朝の子どもの世話担当を決めたおかげで、
- 朝夫が起きてこないことにイライラする
- 朝自分が起きないことで夫をイライラさせる
といったことが0に。
朝に夫婦喧嘩をすることもほぼなくなりました。
保育園の連絡帳は夫婦で交互に書く
保育園の連絡帳は、毎日記入が必須です。
入園当初は、毎日私が記入していました。
ですが、連絡帳記入が毎朝結構な負担になっていると感じ、途中から夫婦交互で書くことに。
連絡帳には、
- 朝晩の食事内容
- 前日の様子
- 便の回数
- 睡眠時間
- 体温
といった項目があります。
夫婦交互での記入をはじめてから、
- 夫も息子の便の状態を気にするようになる
- 朝夫婦で前日の息子の様子について情報をシェアできる
といったメリットが得られました。
夫の育児スタイルに口出ししない
朝の子どもの世話は、お迎えに行かない人が担当することになっている我が家では、
「お互いの育児スタイルに口出ししない」
と決めています。
以前、私は夫の育児スタイルについてよく口出ししていました。
たとえば食事中息子の手が汚れた時、夫が汚いぞうきんで息子の手を拭こうとした時とか…。
ただ、忙しい朝、育児スタイルへの口出しで口論になっている暇はありません。
たとえ汚いぞうきんで息子の手を拭いたところで、息子は死にはしない。
息子にとっては、汚い雑巾で手を拭かれる以上に、両親が雑巾きっかけに口論することの方が苦痛でしょう。
そう割り切って夫の育児スタイルに一切口出ししないと決めると、気持ち的にとても楽になりました。
自分の負担を減らすためには、人に任せる力を身に付けることも大事なんだと実感しています。
共働きの朝のリアル!我が家のタイムスケジュール
我が家は、お迎えに行かない人が朝子どもの世話全般を担当すると決めています。
お迎え担当の割合は、私8割、夫2割。
ここでは、私がお迎え担当の場合のタイムスケジュールを紹介します。
夫も私も9時始業、保育園から会社までの距離は2人とも約40分です。
6:15
- 夫→息子に合わせて起床
- 私→まだ夢の中
我が家は6時前後になると息子が必ず起床します。
起きるやいなや私や夫の顔をベシベシ叩くので、お迎え担当でない方が対応します。
6:30
- 夫→息子の検温、朝食準備
- 私→まだ夢の中
- 息子→Eテレを堪能
万が一熱があった時に備えて、起きてすぐに検温。
食事は大人はパンと野菜ジュース、息子はパンと冷凍ストック(レンチン)なので準備が楽です。
6:45
- 夫→息子2人で朝食スタート
- 私→まだ夢の中
我が家の息子は比較的何でも食べるタイプ。
ただ、すぐ食べてくれる時となかなか食べない時とでムラがあります。
食べ物で遊びだすこともよくあるのですが、「遊ぶならごちそうさまだよ!」と言うと大泣き…。
朝ご飯を食べさせずに保育園へ行かせるのも心配なので、極力食べさせます。
7:00
- 夫→家事(皿洗い、夕食準備などを必要に応じて)
- 私→起床し、夫と交代で息子と一緒に朝食を取る
私は極限まで寝たいタイプなので、ギリギリまで粘ります。
起きてすぐの朝食も、パンと野菜ジュースなら難なく食べられます。
ちなみに、30分かかっても息子の食事が終わらなかった時は途中であきらめます。
7:15
- 夫→息子の歯磨き、顔拭き、保湿
- 私→洗顔、歯磨き
歯磨きは、日によって難易度が異なります。
さら~っと終わる日もあれば、1mmも口を開けてくれず大泣きの日も。
絵本やしまじろうの力を借りて乗り切りますが、どうしてもダメな日は強行突破で無理やり磨きます。
7:30
- 夫→身支度、保育園準備
- 私→化粧
- 息子→Eテレを堪能
私と夫が身支度している間は、Eテレに頼ります!
7:45
- 夫→息子の着替え、連絡帳入力
- 私→着替え
「着替えするよ~」と言うと、ニヤニヤしながら逃げ回る息子。
逃げ足が速いので、つかまえるのも一苦労。
着替えた直後に水を思いっきりこぼされた時なんかは、地獄です。
8:00
- 家族全員で出発
もうすぐ2歳の息子は、絶賛自分で歩きたい時期。
家から保育園までは大人の足だと8分程ですが、息子と一緒に歩くと30分以上かかります。
極力歩かせてあげたい気持ちはありつつも、朝に30分の時間をねん出するのは至難の業。
致し方なしと割り切って、朝は抱っこが多めです。
その分、帰宅時には極力歩いて帰るようにしています。
夫がお迎えの日は、夫がフレックスで早朝出勤するため7:15頃からワンオペ体制。
ワンオペだとなかなか8時に家を出られず、結局8時30分頃に出発する日も多いです…。
保育園は駅までの道中にあるので、保育園に送り届けた後はそのまま出社します。
休日の朝は夫婦交代制でストレス軽減
子どもが産まれる前は、休日は昼過ぎまで寝ていた私。
小さな子どもがいると、休日とはいえなかなかゆっくり寝られないのが悩みでした。
我が家は夫婦ともに土日休み。
そこで、
- 土曜→
私が息子と一緒に早起き。夫は昼前まで寝るor自由時間 - 日曜→
夫が息子と一緒に早起き。私は昼前まで寝るor自由時間
というルーティンを定めました。
これ、かなり快適です。
「ゆっくり寝られる日」とわかっていると、夫に気兼ねなく寝られるので気持ち的にも楽。
好きなだけ寝られる日が週に1度あるだけでも、日帰り温泉旅行に行ったくらいの爽快感が味わえます。
共働きの朝は手抜きと夫婦分担制で乗り切ろう!
共働きの朝は戦争のようにバタバタ。
- まさかの食事拒否
- 唐突過ぎる不機嫌大泣き
- かたくなな歯磨き拒否
- 出発直前のお漏らし
などなど。
予測不能な事態が数えきれないほど発生し、「もーダメだ…」と絶望した回数は数えきれません。
ですが、
- 朝は家事も育児も極力手を抜く
- 夫婦の負担感を公平にする
という2点を軸に1年試行錯誤し、最近やっと朝のスタイルが整ってきたと感じています。
とはいえ、まだまだ「穏やか」と言えるには程遠い毎朝…。
いつか「毎朝15分、コーヒーを飲みながら読書してます♪」なんて言える日がくるよう、精進したいと思います。
ともに頑張りましょう!
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