ホットクックが気になるけど、使わなくなったら嫌だな……。
この記事は、そんな心配を抱くにあなたに向けて書いています。
2年前に購入し、今ではほぼ使わなくなったワーママ・たもです。
自動調理家電のホットクックは、調理の負担軽減にもってこいのアイテム。
ただ、1台5万以上する高額商品なので、「せっかく買ったのに結局使わなくなった…」なんてことになったら最悪ですよね。
私のようにはならないでください…。
結論から言うと、ホットクックは向いている人・向いていない人にわかれます。
向いている人の家では毎日のように大活躍するはずですが、向いていない人の家では使わないまま物置き行きの可能性が高いです。
私と私の妹は同時期にホットクックを購入しました。
が、2年後の今、使用回数にかなりの差があります。
- 妹…週4~5回使用
- 私…2週間に1回使用するかしないか
活躍するかどうかは人による。
この記事では、ホットクックを2年間使ってわかった【ホットクックが向いている人・向いていない人】の特徴を詳しく紹介。
ホットクック購入での失敗を防ぐためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
ホットクックを使わない人の特徴【向いていない人】
まずは、ホットクックを使わなくなるであろう人の特徴を5つ紹介します。
実体験&口コミをもとにリアルな声をお届け。
ホットクックを使わない人の特徴
時短を求めている人
ホットクックは、ゆっくりと加熱することで素材のうま味を引き出すのが特徴。
圧力鍋のように調理時間を短縮する機械ではありません。
たとえばホットクックで肉じゃがを作る場合、調理時間は約35分。
手動で作るのと大差ないんですよね。
ホットクックのメリットは「ほったらかしで調理できること」。
実際、我が家でホットクックの利用頻度が下がった最大の理由は「時短を重視してミールキットに切り替えた」こと。
正直、食材宅配でミールキットを買う方がトータルで時短になるし、家事負担は減ります。
買い物に行かなくていいし、献立も考えなくていいので。
炒め物が好きな人
密封して使うホットクックは、食材の水分を活用して調理するのが得意。
公式サイトにも「食材に含まれる水分を引き出しながら、温度×蒸気センサーで火加減を自動調整する」と書かれています。
言い換えると、水分を飛ばして調理する炒め物は苦手ということ。
ホットクック付属のレシピカテゴリーにも、「炒め物」はありません。
付属レシピのカテゴリー
- 煮物
- カレー・シチュー
- スープ
- ゆで物
- 蒸し物
- めん類
- 発酵・低温調理
炒め物が好きな人には正直向いていないです。
魚料理が好きな人
魚の煮物を作る際、臭みを消すためにお酒を使いますよね。
加熱してアルコール分を飛ばすのが基本。
ですが、ホットクックは鍋を密封して調理をするので、アルコールが飛びにくい!
ゆえに、味がイマイチになってしまうんです。
決してまずくはないけど、コンロで作った方が圧倒的においしい。
魚料理を中心に作りたいと考えている人には、ホットクックはおすすめできません。
洗い物をしたくない人
ホットクックは洗い物まではしてくれません。
毎回調理後に、付属のパーツを洗う必要があります。
洗わないといけないのは、以下の4つ。
- 内鍋
- 混ぜ技ユニット
- 内ぶた
- つゆ受け
洗い物、正直面倒です。
特に、内鍋に焦げなどがこびりつくと中々取れないので大変です。
内鍋は汚れが落ちにくい。
ただ、内鍋以外は食洗器OK。
食洗機ユーザーにとってはそこまで負担は大きくないかなと思います。
キッチンが狭い人
ホットクックは想像以上に大きいです。
5合炊きの炊飯器よりも一回り大きい。
3人家族の我が家は2.4リットルを愛用中ですが、とにかく場所を取ります。
SNSの口コミでも、「邪魔になっている」という声がチラホラ。
キッチンが狭い人は、収納スペースをじっくり検討してからの購入をおすすめします。
置く場所が定まらないと、結局使わなくなる可能性大。
ちなみに賃貸住まいの我が家は、3畳あるかないかの激狭キッチン。
ホットクック置き場をどうするか悩んだ結果、スチールラックを活用することで上手く収まりました。
60㎝のデッドスペースに調理家電がすべて収まった!
我が家が購入したのは、ルミナスのスチールラック。
スチールラックの収納については「スチールラックのすごい収納」がめちゃくちゃ参考になりました。
スチールラックをおしゃれに使いこなす技が詰まった1冊。
ホットクックを活用できる人の特徴【向いている人】
続いて、ホットクックをしっかり活用できる人の特徴5つを紹介します。
向いている人にとっては神家電。
ホットクックを活用できる人の特徴
煮物・蒸し物が好きな人
ホットクックは食材の水分を活かした煮物や蒸し物が大得意。
ベストな火加減に調整してくれるので、手動では出せない絶妙な味を引き出せます。
特に豚の角煮やおでんは最高においしい。
ホットクックのすごいのは、うま味成分のグルタミンを壊さずに調理できる点。
グルタミンは熱や水に弱いので、圧力鍋などを使うと壊れてしまうんですよね。
でも、ホットクックは基本余分な水を加えずに調理ができるかつ高温になりすぎないよう調整してくれる。
まさに、煮物や蒸し物に最適な機械!
ホットクック購入後、圧力鍋はメルカリ行きになりました。
献立を考えるのが苦じゃない人
ホットクックを導入しても、献立は自分で考えないといけません。
私がホットクック派からミールキット派に移ったのは、「献立を考えるのが面倒」というのが大きいです。
ミールキットだと、献立はもちろん栄養バランスも考慮されているので楽…。
でも裏を返せば、献立を考えるのが苦じゃない人はホットクックをしっかり活用できると感じます。
手の込んだ煮込みメニューも楽に作れるから、メニューを考えるのが好きな人は楽しめそう。
離乳食・幼児食を作る人
我が家では、子どもたちの離乳食・幼児食にホットクックが大活躍。
ホットクックは、食材が均一に柔らかくなるので、固い食材を別途下茹でする必要がありません。
すべての食材を一気に入れるだけでよし。
また、食材のうま味を活用してくれるおかげで、調味料も最小限でOK。
おかげで、大人と同じレシピで作っても幼児食として提供できるメニューが多くて助かっています。
また火を使わないかつほったらかしでOKなので、子どもが後追いする時期は快適極まりなかったです。
ホットクックは本体が熱くならないから、子どもがキッチンに侵入しても安心。
予約調理をしたい人
ホットクックは予約調理が可能。
朝食材を入れてセットすると、夕方帰宅する時間に出来上がりの料理が食べられます。
出来上がり時間は、15時間以内で自分の予定に合わせて柔軟に選べる。
ホットクックは予約調理セット後すぐに高温で加熱し、その後食材が腐らない温度をキープしながら調理してくれるので、夏場でも心配ご無用です。
ホットクック購入前は、朝に夜ご飯を作っておくことが多かった我が家。
でも、作り置きってどうしても味が落ちるし、冷蔵庫に入れるために冷ます時間を逆算して作るのが大変だったんですよね。
仕事を終え、保育園に息子を迎えに行った時点ですでに疲弊している私にとって、帰宅後に出来上がりの料理が食べられるのがささやかな幸せになっています。
できたてはテンションがあがる。
キッチンを汚したくない人
ホットクックの口コミで多いのが「ガスコンロを使わなくなった」というもの。
ホットクックがガスコンロの代わりになるので、コンロを使う機会はぐっと減ります。
密閉して調理するホットクックは油はねがないので、毎日使ってもキッチンはほぼ汚れません。
キッチンを汚したくない人には向いています。
ホットクックの詳しいメリットとデメリットについては「ホットクックの料理はまずい?1年間ほぼ毎日使って分かった事」で紹介しています。
ホットクックの料理がまずいと言われる理由も徹底検証しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ホットクックの機種を選ぶポイント
一言でホットクックと言っても、容量や機能など、選ぶポイントはライフスタイルによって異なります。
最新機能を使わない場合は旧型が割安でお得。
ここでは、あなたにぴったりのホットクックを選ぶ方法を紹介します。
【ポイント①】容量・サイズ
ホットクックには、3種類のサイズがあります。
- 2.4Lタイプ…2~6人用
3人家族時代は2.4Lでちょうど良い感じでした。
5人家族になった今も子どもが小さいうちは2.4Lで問題なさそう。
カレー10皿分程の量まで作れます。 - 1.6Lタイプ…2~4人用
2~4人家族で、毎食料理を食べきる派の人は1.6Lで十分足ります。
カレーだと10皿分は作れないけど、6皿分なら問題なく作れるサイズ。 - 1Lタイプ…1~2人用
2人分の料理が作れるサイズ。
2人家族で毎回食べきる派の人、1人暮らしの人に向いています。
ホットクックの外寸、実は2.4Lと1.6Lはほぼ変わりません。
高さ・幅・奥行がそれぞれ1~3cm程度の違い。
容量が大きい方が何かと便利なので、迷っている人には2.4Lをおすすめします。
1Lは、高さと奥行きは2.4L&1.6Lとほぼ同じですが、幅が10cm程小さいです。
1Lは横に出っ張った部分がない。
【ポイント②】無線LANの有無
ホットクックの新しい機種には、無線LAN機能がついています。
無線LAN機能を使うと、以下のようなことができます。
- メニューの検索や提案を音声で案内
- 過去データを解析して好みのメニューを提案
- 新メニューの取り込み
- 外出先からの予約時間変更
- 影響画面への材料や作り方の表示
ホットクックには約80~160近くのメニュー*が登録されていますが、無線LAN機能を使うと、新メニューをさらに追加できます。
*機種が新しいほど登録メニュー数が多い。
無線LAN機能、私は一切使いこなせていません。
というか、なくても困らないので使っていないのが正直なところ。
そこまでバリエーション豊かな料理を作らないから必要ない。
無線LANがあった方が良い人、なくていい人の特徴をまとめてみます。
無線LANがあった方がいい人
- 定番以外のバリエーション豊富な料理を作りたい人
- 予約時間を頻繁に変更する可能性がある人
- 機会が好きな人
無線LANがなくてもいい人
- 定番メニューを中心に利用する人
- 予約時間変更はほぼしないであろう人
- 機械音痴な人
無線LANがなくても不便さは感じません。
【ポイント③】最大予約設定時間
ホットクックは、機種によって最大予約設定時間が異なります。
2021年現在販売されている機種だと、
- 12時間
- 15時間
のどちらかです。
12時間の場合
7時にセットしたら出来上がり時間を17時までから選べる
15時間の場合
7時にセットしたら出来上がり時間を20時までから選べる
最大予約設定時間は長い方が便利なものの、12時間以上の予約を使うことは滅多にないです。
個人的には、12時間あれば十分だなと感じます。
ただ、家を空ける時間が長い人は15時間の方が良いかも。
ちなみに、ホットクックは予約調理終了後保温に切り替えてくれるものの、やっぱりできたてが1番おいしいです。
後悔しないために!購入前にやるべきだったこと
購入から2年…。今ではホットクックをほぼ使わなくなった私。
使わなくなった理由はミールキットに出会ったから。
今では週5でミールキットを使っています。
ホットクックにはないミールキットの良さは、主に4つ。
- 献立を考える手間が省ける
見えない家事の代表「献立」。
献立を考える手間が省けたことで、家事ストレスが激減。
自分が思っている以上に、負担になっていたんだなと実感しました。 - 買い物に行く時間が省ける
小さい子どもを連れての買い物って重労働…。
食材宅配のミールキットだと、子どもの寝かしつけをしながらスマホでポチれるので楽ちん。 - 1食10〜20分で作れる
食材カット済みのものが多いから、ホットクックを使うより楽だった。
そして出来立てが食べられるのもよき。 - 時間とお金の節約になる
「ミールキットって高そう」そう思ってずっと敬遠していた私。
ですが、実際に使ってみると食費が安くなった(驚)
食材宅配を使うと、計画的に食材を購入するので無駄な買い物が減るんですよね。
食材宅配各社では、ミールキットのお試しセットを展開しています。
お試しだけの利用ももちろんOKなので、ホットクックを購入する前に試してみると私のような失敗がありません。
ミールキットについては「ミールキット19社を比較!ワーママが選ぶ忖度なしベスト3はココ」でネットスーパーを含めた各社を詳しく比較しています。
ミールキットの虜になって、このブログもいつの間にか食材宅配の記事ばっかりになりました…。
というのも、オイシックスはミールキットの種類が多く、賞味期限も幅広いんですよね。
オイシックスのキットを使えば、ミールキットのイメージがつかめる。
ホットクックに関するQ&A
ホットクックに関する疑問をQ&A形式で紹介します。
実体験をもとにリアルな声をお届け。
故障しないの?
私は最初の1年はほぼ毎日、その後は2週に1回くらいの頻度で使っていますが、故障は未経験です。
SNSの口コミを調べても、故障したという人は少ない印象。
ただ、使い方によっては故障リスクが上がるので要注意。
「鍋を取り出す際に調理を止めないことが故障の原因かも」といった口コミも見かけました。
蓋を開ける際は調理を止めるようにしましょう。
メーカー保証期間は?
ホットクックのメーカー保証期間は購入日から1年間です。
ただし、保証期間中でも、自分の過失による故障など、修理が有料になる場合があります。
どこで買うのがお得?
価格ドットコムで調べると、最安値はネットショップが名を連ねています。
中でも楽天やAmazonに出店しているショップで購入すると、ポイントがついてオトクです。
私は楽天で買いました。
電気代はどのくらいかかる?
我が家が使用している2.4LのKN-HW24Eの場合、定格消費電力は800W。
800Wを1時間使用した場合の電気代は、約22円です。
1日1時間使ったとして、1ヶ月間で660円。
ちなみに、ガスを中火で1時間使った場合の費用は約21円なのでほぼ同じです。
\買うなら楽天がお得/
【結論】ホットクックは使わない人と使う人に分かれる
ホットクックはほったらかしで調理できるのでめちゃくちゃ便利です。
が、「使わない人と使う人に分かれる」と断言できます。
ホットクックが向いていない人、向いている人の特徴は以下の通り。
ホットクックが向いていない人
また、私のように「買い物や献立を考える時間も面倒」と感じている人は、ホットクックよりミールキットの方が向いています。
食材宅配って高そうと思ってたけど、無駄な買い物が減って食費の節約にもなった。
食材宅配は各社お試しセットを展開しているので、試してみて「合わない」と思ったらホットクックを購入すれば失敗のリスクが減ります。
ミールキットについては「ミールキット19社を比較!ワーママが選ぶ忖度なしベスト3はココ」で各社の特徴を比較しているので、参考になったらうれしいです。
ホットクックは決して安い買い物ではありません。
自分のライフスタイルに合うかどうか、じっくり検討してみてくださいね。