世田谷区の産後ケアセンターって、どんなところ?
ナーバスな産褥期に利用するからこそ、雰囲気や内容が気になりますよね。
私が利用したのは、東京都世田谷区桜新町にある、世田谷区立産後ケアセンター。
私は産後すぐに7日間利用しました。
両実家遠方にもかかわらず里帰りなしで初産を迎えた私は、産後の生活が想像できずとても不安でした。
けれど産後ケアセンターで過ごす中で、不安は徐々にかき消されていきました。
産後ケアセンターは、控えめに言って最高でした!
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターを利用した実体験をもとに、産後ケアセンターがどんなところかを詳しく紹介します。
※世田谷区立産後ケアセンターの料金、申込方法、入所条件などは、2022年現在の情報をもとに記載しています。
産後ケアセンターってどんなところ?
産後ケアセンターは、「赤ちゃんとの生活が不安」「産後、周りからのフォローが受けられない」といった悩みを持つママをサポートする宿泊型ケア施設です。
産後ケアセンターは個室が基本で、助産師や臨床心理士が24時間体制で産後のママのケアに当たります。
心身ともに疲弊した産褥期のママをサポートしてくれる場所です。
サポート内容は、ママと赤ちゃんの健康状態チェック、育児相談や授乳指導、沐浴指導など多岐にわたります。
桜新町の産後ケアセンターを利用する方法
まずは、桜新町の世田谷区立産後ケアセンターへの申し込み方法を紹介します!
利用するための3つの条件
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは、区営なので利用者が区民に限定されています。
残念ながら、区外の人は利用できません。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターを利用できるのは、以下の3つの条件に当てはまる人と、その赤ちゃんです。
- 世田谷区民
- 産後4か月未満で体調不良や育児不安がある
- 家族などから援助が受けられない
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは、日帰り利用か宿泊利用かを選べます。
また、日帰りと宿泊、それぞれ最大7日まで利用可能。
宿泊で7日利用した人でも、別の日に日帰りで7回利用できます。
きょうだいと一緒の利用もOK
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターには、赤ちゃんのきょうだいが一緒に利用できる部屋があります。
ただし、きょうだいは未就学児1人まで、1回利用につき3泊4日までという制限つきです。
きょうだいの保育サービスはないので、ママと一緒のお部屋で過ごす形になります。
私が入所した時は、きょうだいも一緒に利用している人はいませんでした。
桜新町・産後ケアセンターの料金
産後ケアセンターを利用するにあたり、気になるのが料金です。
産後ケアセンター=高額というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
都内にある産後ケアセンターの1泊2日の料金相場は3万前後です。
が、桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは、世田谷区が区民のために運営をしているので他の施設と比べるとリーズナブルです。
日帰り利用 | 1日3000円 |
宿泊利用 | 1泊2日9000円(その後1日ごとに4500円) |
料金は、入所時に一括で支払います。
現金のほかに、せたがや子育て利用券が使えます。
申し込み方法は3ステップ
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターへの申し込みは、3ステップを踏む必要があります。
また部屋数が限られているので、申込者が多かった場合は抽選となります。
【桜新町・世田谷区立産後ケアセンターへの申し込み方法】
①登録申請(出産前)
まず、世田谷区の子ども家庭支援センターの窓口へ行き、登録申請をします。
申請時には印鑑が必要なのでお忘れなく。
申請時期の目安はおおむね妊娠8か月以降です。
早すぎると申請できないので要注意。
直接窓口に行かないと申請ができないので、動きづらくなる臨月前に済ませておくのがベターです。
世田谷区の子ども家庭支援センター一覧
地域 | 所在地 | 電話番号 |
せたがや | 世田谷区役所 第3庁舎 | 03-5432-2915 |
きたざわ | 北沢総合支所 北沢タウンホール内 | 03-6804-7525 |
たまがわ | 玉川総合支所二子玉川庁舎内 | 03-3702-1189 |
きぬた | 砧総合支所内 | 03-3482-5271 |
からすやま | 烏山総合支所内 | 03-3326-6155 |
②利用申し込み(出産後)
利用希望日の2週間前から前日までの午前10時までに、子ども家庭支援センターに利用申し込みをします。
申し込みは窓口でも電話でもOK。
産院を退院した直後に利用したかった私は、出産翌日に電話で申し込みました。
③利用決定
申し込み多数の場合は抽選になります。
抽選結果は、申し込み日に子ども家庭支援センターから電話orファックスで連絡がきます。
当選の連絡がきたら、入所日を待つのみです。
ちなみに、落選した場合は翌日に再度申し込むこともできます。
桜新町・産後ケアセンターへの持ち物
桜新町の世田谷区立産後ケアセンター利用時の持ち物を紹介します。
利用時の持ち物
- 健康保険証(母子ともに)
- 母子手帳
- 室内履き
- 部屋着
- 下着
- 洗面用品
- 化粧品類
- 生理用品
- 赤ちゃん用の衣類
- 赤ちゃん用の保湿剤
- ガーゼハンカチ
以下の用品は、産後ケアセンターで用意してくれます。
粉ミルク、哺乳瓶、紙おむつ、おしりふき、シャンプー&リンス、ボディーソープ、ベビーソープ、授乳クッション、母乳パッド、バスタオル&フェイスタオル(1日1セット)
利用時に気を付けたい2つの注意点
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターを利用するにあたり、忘れてはならない注意点が2つあります。
それは、予防接種と感染症。
ママ、赤ちゃん、きょうだいともに予防接種後48時間は利用できません。
また、入所中に感染症にかかると、その後利用できなくなります。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは医療機関ではないので、医療行為はしてくれないのです。
桜新町の産後ケアセンター1日のスケジュール
私の体験談をもとに、桜新町の世田谷区立産後ケアセンターでの1日を紹介します!
※私が利用した2018年当時の情報です。
1日のタイムスケジュール
【10:00】入所
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターに到着したら、まずは受付用紙にママと赤ちゃんの情報を記入し、検温します。
【10:00~12:00】各種ケアや相談指導
入所受付を済ませた後、自室に案内されます。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは、個室ごとに鍵がついているので安心。
シャワー、トイレ、洗面台は各部屋に完備されています。
利用期間中はずっと同じ部屋を使えました。
自室に通された後、その日に自分を担当してくれる助産師さんと一緒にケア内容を決めます。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターには、たくさんの助産師さんが日替わりで勤務しています。
そのため、担当の助産師さんは日ごとに変わります。
ケアの内容は、毎朝相談して決めます。
私の場合、入所後2日程は体の疲れを取るために足浴とマッサージをしてもらい、途中からは母乳マッサージや骨盤ベルトの巻き方、抱っこ紐の使い方などを教わりました。
ケア自体は1時間ほどで、ほかの時間は自由に過ごします。
【12:00~12:40】昼食
食事はお部屋で食べます。(このご時世のため、部屋食でした)
食事時間中、赤ちゃんは助産師さんに預けることもできるので、ゆっくりと食べられます。
【12:40~15:00】各種ケアや相談指導
午前中同様、担当の助産師さんに心配事を相談したり、ケアをお願いしたりできます。
有料になりますが、アロママッサージや鍼の施術を受けることも可能。
アロママッサージと鍼は、専門の施術者がセンター内で施術してくれます。
私は、一度アロママッサージを受けました。
料金は60分で9000円程(2018年当時)といいお値段でしたが、すごく癒されました。
アロママッサージ中、赤ちゃんは助産師さんが見てくれるので安心!
【15:00~18:00】自由時間
自由時間は、ほとんど自室で過ごしました。
この時間は、シャワーや洗濯をしたり家族と電話をしたりすることが多かったです。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターには、有料の洗濯機・乾燥機があります。
ただ、台数が限られているので、順番待ちになることも何度かありました。
ママがシャワーを浴びている間も、赤ちゃんは助産師さんが預かってくれます。
【18:00〜18:40】夕食
夕食も、全員そろって食堂で食べます。
おいしくてバランスの良い食事は、私を含め入所中のママから大人気でした!
日帰り利用の人と宿泊最終日の人は、ここでお別れです。
別れ際、みんなで「家に帰ってもお互い頑張ろう(涙)!」と励まし合ったことは忘れません……!
【18:40~翌8:00】自由時間
夕食後から就寝までは自由時間です。
私は就寝時、赤ちゃんを助産師さんに預けて、3時間に1度授乳をしに行くスタイルを取っていました。
授乳時間になると、助産師さんがお部屋のコールで教えてくれます。
夜は、赤ちゃんを助産師さんに預けているママが多かったです。
赤ちゃんのことを気にせずに、ぐっすり寝られるのは本当にありがたい!
ただ、桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは「極力母乳を頑張る」スタイルなので、母乳をミルクに変えて夜通し寝ることはほぼなかったです。
【翌8:00~8:40】朝食
朝食も、全員そろって食堂で食べます。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターでは、朝食時間中に助産師さんが赤ちゃんの沐浴を済ませてくれます。
授乳室はいつ利用できる?
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターの授乳室は、24時間利用可能です。
助産師さんが常駐していて、いつでも授乳や育児について相談できます!
私は滞在期間中、毎日約3時間毎に通いました。
授乳室は大人気で、朝から夜中まで誰かしらいるので、授乳時間=ほかのママとのおしゃべり時間でもありました。
みんなで助産師さんに質問したり、悩みを共有したり……部活のようで、とっても楽しかったです。
私は母乳の出が悪く、毎回ミルクを追加していました。
ミルクが必要な場合は、助産師さんがすぐに必要量を調乳してくれます。
哺乳瓶は「母乳相談室」「母乳実感」の2つから選べました。
▼母乳育児を考えている人へ…(私の失敗談&体験談)▼
☞母乳量を増やしたい…完ミだった私が3か月で完母になるまで
桜新町・産後ケアセンターの面会時間
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは、面会可能です。
ただし、13:00~19:00の間で2時間までと決められています。
自室の中で面会できるのは、夫、赤ちゃんのきょうだい、祖父母までです。
「家族などから援助が受けられないママ」が入所対象なので、頻繁に面会が入っている人はあまりいませんでした。
私も、面会に来たのは夫だけで、回数は7日間の滞在中2回程でした。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターでは、ママと赤ちゃんは原則外出NGです。
そのため、私は夫の面会時に必要なものを買ってきてもらっていました。
桜新町の産後ケアセンターを利用した感想
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターは、私にとって“天国”でした。
助産師さんが全面的にサポートしてくれる安心感と、同じ境遇のママと励まし合える心強さは、初めての育児におびえていた私を支えてくれました。
産院を退院した直後は、「どうやって育児をすればいいの?」と不安でたまらなかった私。
でも、桜新町の世田谷区立産後ケアセンターで助産師さんやほかのママと多くの時間を一緒に過ごし、さまざまな悩みや心配事を共有するうちに、少しずつ不安は消えていきました。
桜新町の世田谷区立産後ケアセンターを利用したおかげで、私は気負うことや焦ることなく、ゆっくりとママになることができました。
「利用してよかった!」と心の底から思っています。
産後ケアセンターの利用を検討している人へ
育児は、産前の自分が想像すらしていなかったことが毎日連続で起こります。
泣き止まない、母乳が出ない、ミルクを飲まない、なかなか寝てくれない……。
実際に赤ちゃんを前にすると、次から次へと「これってどうすればいいの?」という事態に遭遇します。
そんな時、気軽に相談できる人が周囲にいるかいないかで、ママの精神状態は180度変わるといっても過言ではないと、身をもって感じました。
周りに頼る人がいない中の育児は、孤独に陥りがち……。
産後は、想像以上に大変です。
周りに頼れる人がいないママは、ぜひ産後ケアセンターの利用を検討してみてくださいね。
そして、そんなママたちのために、桜新町の世田谷区立産後ケアセンターのような施設が増えることを願っています。
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