出産後、里帰りするかしないか迷う……
里帰りをしないで、産後を乗り切れるのか不安……
出産を控えた妊婦さんにとって、「里帰りをする・しない」は大きな決断ですよね。
産後の母体は、交通事故で大けがを負った時と同じくらいのダメージを受けてると言われます。
そのため、産後に無理をすると身体の回復が遅くなってしまいます。
出産後に里帰りをしない場合、何よりも大切なのが事前準備!
本記事では、出産後里帰りをしなかった私の体験談をもとに、
- 出産後里帰りしない人の不安を解消する6つの事前準備
- 里帰りしないで迎えた出産後1か月の体験談
- 出産後里帰りしないで過ごしてみたリアルな感想
を紹介します。
出産後里帰りをしないと決めた2つの理由
出産後、里帰りをするかしないかは迷いに迷いました。
私が出産後里帰りをしないと決めた、2つの理由を紹介します。
出産後里帰りしないで夫と0から育児をしたかった
私は初産だったため、産後の生活=初めての育児生活でした。
「せっかくの機会、夫婦で0から育児を経験したい」という強い思いが、里帰りをしなかった一番大きな理由です。
また、我が家は共働きかつ核家族。
夫婦2人で足並みを揃えて家事育児をしていかなければ、生活が回りません。
そのためにも、出産後里帰りをしないで夫婦で乗り切るのはプラスの経験になるだろうと考えました。
両実家遠方、かつ両親が働いていた
私も夫も、実家は超遠方。
飛行機か新幹線を使わなければ帰れない距離です。
出産後に里帰りをした場合、夫が会いに来るたびに多額の交通費がかかることはネックでした。
また、私の両親は現役バリバリで働いているため、里帰りをしても日中は家に誰もいない状態になります。
実家に人がいないのならば、里帰りするメリットはないと判断しました。
出産後里帰りしない人の不安を解消!6つの事前準備
出産後、里帰りをしないでもストレスを溜めずに過ごすために大切なのが事前準備。
私が実際に「準備しておいてよかった!」「準備しておけばよかった……」と感じた6つのことを紹介します。
夫に「産褥期の大変さ」を理解してもらう
出産後里帰りをしない場合、一番の支えとなる存在は夫です。
そのため、夫が「産褥期の大変さ」をしっかり理解していることはとても重要!
というのも、心身共に疲弊している産褥期の女性にとって、「いちいち説明しなくても夫は分かってくれている」という状況はとても快適だからです。
ただ、「産後の女性がいかにつらいか」について自ら検索をするような男性は少数派です。
我が家の夫も、自ら調べる様子は見られませんでした……。
男性に「産褥期の大変さ」を理解してもらうためにおすすめなのが、妊娠から出産後までを描いたコミックエッセイ「れもん、うむもん!―そして、ママになる―」です。
つわり、分娩、母乳、産後の疲労やイライラ……。
すべてがリアルかつコミカルに描かれていて、出産後の女性が置かれる状況がよくわかります。
夫は、「この本を読んで出産がいかに大変かを思い知った」と言っていました。
複数の陣痛タクシーに登録
里帰りをしないで出産に臨む場合、1人でいる時に陣痛がくる可能性が高いです。
そこでおすすめなのが、陣痛時などに道案内なしで優先的に利用できる陣痛タクシー。
利用登録は、タクシー会社ごとに行います。
私は3つの陣痛タクシーに登録しました。
私は平日の朝に破水して陣痛タクシーを呼んだのですが、1つ目に電話したタクシー会社は混み合っていて配車ができないと言われ焦りました。
陣痛タクシーでもタイミングによっては配車不可の場合があるので、複数の会社に登録しておくと安心です。
ネットスーパー・宅配弁当の利用登録
産後1か月は不用意な外出を控えるべきと言われています。
そのため、好きな時に買い物にいくのは難しいです。
そこでおすすめなのが、ネットスーパーの利用。
ネットスーパーなら、24時間いつでも自分の好きなものを購入できます。
夫に買い物をお願いした結果、「それじゃなかったのに!」と落胆するストレスフルな事態を避けることができます(経験談)。
私は出産後ネットスーパーを利用しませんでしたが、周りの里帰りしない派の友人がみんな使っていて、「使えばよかった!」と激しく後悔しました。
ネットスーパーは地域によって配達不可の場合もあるので、事前にリサーチ&登録を済ませておくことをおすすめします。
また、宅配弁当のリサーチをしておくとさらに安心です。
1番おすすめなのは、ヨシケイのシンプルミール。
初回利用限定で1食半額の170円で試せて超お得。
しかも、添加物が最小限で体に優しいのも大きなポイント。
「いざとなったらココ!」という選択肢を持っているだけで、気持ちが軽くなります。
ヨシケイの宅配弁当については「産後にはヨシケイ宅配弁当が最強だった!味や添加物、料金を本音レビュー」で詳しく紹介しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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便利家電の購入
出産後里帰りしなかった私を一番助けてくれたと言っても過言ではないのが、乾燥機付き洗濯機です。
赤ちゃんがミルクを吐き戻したり、お漏らしをしたり、自分の服が母乳まみれになったり……。
出産後は、とにかく洗濯物の量が増えます。
産褥期のママにとって、洗濯物を干す作業は一苦労。
我が家は出産直前に乾燥機付き洗濯機を購入しましたが、本当に買ってよかったです。
最近購入した自動調理鍋のヘルシオ・ホットクックも、産褥期にあったら便利だったな……と強く感じています。
お財布との相談にもなりますが、家事は極力便利家電に任せてしまうのも一つの手!
産褥期に限らず、その後の生活もグンと楽になります。
▼ホットクックについてのリアルな口コミ▼
☞ホットクックの料理はまずい?6ヶ月間使って分かったこと
産後ヘルパー・産後ドゥーラのリサーチ
産後ヘルパーや産後ドゥーラは、自宅訪問型で家事や育児をサポートしてくれるサービスです。
サポート内容は、食事作り、掃除、赤ちゃんのお世話など多岐にわたります。
私は出産後3週目から約1か月間・週1~2日、産後ドゥーラを利用しました。
食事や掃除の面で助かったのはもちろんですが、「産後のママをよく知るプロ」と定期的に話をすることで、漠然とした不安が徐々に解消されたのは大きかったです。
産後ヘルパーや産後ドゥーラは、事前予約制になっている場合が多いです。
出産前にある程度リサーチしておくと、サポートを頼みたいときすぐ利用できるので安心です。
私は、臨月のタイミングで気になったドゥーラさんに面談をお願いし、希望するサポート内容やキッチン道具の場所などを確認しておきました。
お住いの地域に産後ヘルパーや産後ドゥーラのサービスがないという人は、タスカジやダスキンなどの家事代行サービスに登録しておくことをおすすめします。
特にタスカジは低価格かつサービスの質が高いです。
私は育休復帰後からタスカジを使い始めましたが、産褥期に知っていれば…!と後悔しています。
産後ケアセンターの利用を検討
産後ケアセンターは、産褥期の女性をサポートしてくれる宿泊型のケア施設。
サポート内容は、ママと赤ちゃんの健康状態チェックや、育児相談、授乳指導などさまざまです。
実際、私は産院を退院したあと1週間産後ケアセンターを利用しました。
母乳が出ない、泣き止まない、ミルクを吐き戻す……。
次々と遭遇する「これどうするの?」という疑問に対し、その都度助産師さんからアドバイスをもらえたことは、本当に心強かったです。
産後ケアセンターは事前予約制のところが多いので、利用を考えている人は出産前にリサーチを済ませておきましょう。
里帰りしないで迎えた出産後1ヶ月のレポ
出産後里帰りをしないで迎えた1か月間の生活を、レポート形式で紹介します。
分娩14時間の末出産!会陰切開の傷が痛い……
破水から始まった私の出産。
普通分娩予定で進めていたのに陣痛途中で急遽無痛分娩に切り替えるなど、ドタバタ劇がありつつも14時間を経て無事に男の子を出産。
息子の頭位が38cmと大きく派手に会陰切開をしたので、出産翌日は痛すぎて立ち上がれませんでした。
また貧血もあり、母乳も出ず、おまけにホルモンバランスの乱れからちょっとしたことで涙が止まらず……。
早々に産後のつらさを実感しました。
出産後1週目、母子同室で睡眠不足
出産後1週目は、とにかく体中がつらかったです。
お股は痛いし、胸も張って痛いし、足はむくんでだるいし、貧血で気分も悪い。
ですが、産院入院中は食事や体調面でのサポートが整っていたので、気持ち的には安心して過ごすことができました。
私が1つ後悔しているのは、完全母子同室の産院を選んだことです。
入院中24時間赤ちゃんと一緒だったので、ゆっくり眠れませんでした……。
出産後里帰りをしない人は、母子別室OKの産院を選ぶのもありだと思います。
入院中にしっかりと体を休めることで、退院後の生活がスムーズにスタートできます。
また、出産後里帰りをしない人は、入院中に極力疑問を解消することをおすすめします。
母乳が出なかった私は、授乳についてのあらゆる疑問がわくたび助産師さんに聞いていました。
\母乳育児を検討中の人必読/
☞母乳量を増やしたいと悩んだ3ヵ月間に試したこと
出産後2週目、産後ケアセンターでメンタルが安定
産院から退院したあとは、7日間産後ケアセンターを利用しました。
産後ケアセンターでは、産院同様24時間体制で助産師さんがサポートしてくれるので、とても心強かったです。
3食上げ膳据え膳、赤ちゃんの沐浴は助産師さんが行ってくれるなど、手厚いサポートのおかげで体調も順調に回復!
メンタル面も安定してきて、入院中のように急に泣き出したりすることはなくなりました。
同じ境遇のママたちと、子育てについての悩みや他愛もない話を共有できたことも、ストレス発散になったと感じています。
出産後3週目、自宅での生活スタート
出産後3週目から、いよいよ自宅での生活がスタート。
我が家の夫は掃除が苦手なので、事前に掃除をしておいて欲しい箇所を伝えておきました。
おかげで「久しぶりに帰った家が汚くてイライラする」という事態は避けられました。
食事はドゥーラさんか夫に任せ、私は赤ちゃんのお世話と洗濯のみを担当。
赤ちゃんが寝ている時に自分も寝る、というスタイルで過ごしました。
ただ出産後3週目あたりから、頻回授乳で夜にまとめて眠れないつらさを体感するように。
そこで、朝は赤ちゃんを夫に任せ、1~2時間ほど仮眠をとることにしました。
疲れをとるには睡眠が何より大切です!
出産後4週目、日常生活が送れるように
出産後4週目には会陰切開の痛みや足のむくみも気にならなくなり、料理や掃除などの日常生活が難なく送れるようになりました。
このあたりには夫も赤ちゃんのお世話に慣れてきて、沐浴・おむつ替え・ミルク作りはお手の物状態に。
出産後4週目に私が風邪をひいて病院にかかったのですが、病院に行っている間も安心して夫に赤ちゃんのお世話を任せられました!
出産後、里帰りをしないで過ごしたリアルな感想
出産後に里帰りをしないで過ごしてみて感じた、リアルな感想をお伝えします。
夫が育児を自分事として捉えるようになった
夫婦で0から育児をスタートした我が家。
「夜になかなか寝ない」「うんちの色がおかしい」「湿疹ができた」「へその緒が取れない」などなど。
たくさんのトラブルを2人で一緒に考えて解決した経験は、私たち夫婦にとって大きな自信になりました。
その自信のおかげで、夫は育児を自分事として捉えるようになったと強く感じます。
たとえば、息子のお漏らしを発見した時には黙々とおむつ替えから着替えまでをこなす夫。
「ママがいないとわからない!」という状況にならないのは、0から育児に携わったことが大きく影響していると思います。
慣れている自宅はリラックスできた
大学卒業後に実家を離れて、早十数年。
年に1、2度帰る程度の実家と、毎日過ごしている自宅とでは、リラックスできる度合が違いました。
また自宅には自分の持ち物がすべて揃っているので、「〇〇を持ってくるのを忘れた!」という心配なく過ごせたこともよかったです。
出産後里帰りをしない=夫婦の絆を深めた
出産直後から急いで仕事を片付け、育休取得の準備をした夫。
その後怒涛の家事育児生活がスタートしたこともあり、私以上に疲弊していました。
お互いイライラをぶつけ合うこともありましたが、今となっては良い思い出です。
夫と新生児期の息子の写真を見返しながら、「この時はこうだったね~」と思い出話に花を咲かせられるのも、里帰りをしなかったからこそ。
出産後に里帰りをしないという選択をしたことで、夫婦の絆は深まりました。
出産後に里帰りをしない予定の人へ
出産後は、心身ともにへとへとです。
周囲からは何度も「出産後里帰りをしないで過ごすなんて大変だよ!」と言われました。
そして、大変だったのは事実です。
でも、夫や各種サービスの力を借りれば里帰りしないでも何とかなります!
私は、里帰りをしないで夫婦で頑張ってよかったと心から思っています。
とはいえ、出産後は無理をしないことが何より大切。
事前準備は産前にしっかり済ませ、出産後は自分の体を労わることを第一に考えて過ごしてくださいね。
本記事が、少しでも出産後里帰りをしない予定人の役に立ったら、とてもうれしいです。
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